折りたたみソーラーパネルの正しい設置方法は?
目次
1. はじめに
この記事では、ポータブル電源の給電方法のひとつとして取り上げられる折りたたみソーラーパネルの利用方法について説明します。ソーラーパネルは家庭用コンセントがない環境下でも、ポータブル電源に給電することができるので、アウトドアや車中泊、防災用品として備えられる方も多いです。ただし、太陽光で発電をするという仕様上、上手く設置しないと、想定したよりも発電ができないというケースも起こりえます。そこで、この記事では、よりソーラーパネルを発電させるための設置方法をお伝えいたします。
2. 設置方法
まず、重要なのは、直射日光が当たる場所にをソーラーパネルを設置できているかどうか、です。パネルに少しでも影が入ってしまうと、急激に発電量が落ちてしまうため、建物や木々による影がなく、水はけの良い平坦な地面が理想的です。また、窓越しの日差しでソーラーパネルを発電しようとする方もいらっしゃいますが、これもソーラーパネルの使用方法としてはNGになります。必ず、ソーラーパネルのパネル全体に、直接太陽光が当たるように設置しましょう。
3. 方向と角度の最適化
ソーラーパネルは、太陽の光を最大限に受け取るために、太陽に対して直線的になる角度で設置することが重要です。同じ天候での発電であっても、太陽の向きによって数十W(ワット)の発電量の違いが出ます。
4. パネル面の汚れ
万が一、障害物がなく、角度も最適でありながら発電量が小さい場合は、パネル面の状態を確認する必要があります。万が一、ほこりや汚れによって太陽光に触れる面積が防がれている場合は、マイペットなどの中性洗剤を使用してパネル面を軽く拭き取っていただくと、発電量が改善する可能性があります。
5. 天候
ソーラーパネルは「曇り」の場合、大きく発電量を下げます。一般的な感覚だと「晴れ」に感じられる天候でも、太陽が雲に覆われている場合は「曇り」という判断になります。「曇り」の場合は、ソーラーパネルの設置方法などで発電量を上げることは難しいので、この点は事前にご認識いただけると幸いです。
まとめ
上記全ての項目をクリアしている場合、ソーラーパネルはしっかり発電を行い、ポータブル電源に給電することができます。120Wのソーラーパネルだと60~90Wほど、210Wのソーラーパネルだと120~150Wほどの発電を記録することができます。ただし、太陽とパネル面の角度などで瞬時に発電量が変動しますので、そちらを念頭におきながら、最適な状態でソーラーパネルを稼働させていただけたらと思います。